2019年4月25日(木) 18:30〜20:00
藤沢市役所 5F 市民利用会議室1にて勉強会を開催しました。
今回は8名での勉強会でした。
地元の言語聴覚士さんも参加してくださいました。地元で同業者でも、普段は出会う機会がない方々が勉強会を通じてつながる。勉強会がそんな場として機能していることを嬉しく感じます。
さて、今回は具体的な事例について相談いただき、それを題材にみんなで情報共有を行いました。
一つは、『身体が動きにくい方がiPadで家電を制御するにはどうしたらいいか?』
もう一つは、『指伝話メモリからLINEを使ってメッセージやスタンプを送る方法』
一つ目は Nature Remo(ネイチャーリモ) を使うのがおすすめです。
赤外線リモコンのある家電(エアコン、テレビ、扇風機など)はRemoに信号を覚えさせることで、iPhoneやiPadにインストールしたRemoのアプリから操作できます。
もしくは、Amazon Echoなどのスマートスピーカーで話しかけて使う方法もあります。
どちらの方法も、スイッチコントロールの機能を使ってiPhone/iPadを操作できるので、タップしなくてもスイッチで操作することができます。
二つ目は、最近 とてもよく聞かれる質問。
「スイッチでもLINEできますか?」 → (状況によるため)ほぼYES
「指伝話でLINEできるんですか?」 → YES
iPadをスイッチで使うのは、スイッチコントロールの機能を使えば本当に誰でもできてしまいます。iOS製品には標準でスイッチコントロールがついているからです。ありがたいですね。
ただし、身体の動き・状態によってはスイッチではない方法がいい場合もありますし、スイッチでの操作にも慣れるまで練習は必要です。
スイッチコントロールだけでLINEを使う場合、ことばを打つためのキーボードもスイッチで選択していく必要があるため、人によっては難しいです。そのため、回答は「ほぼYES」です。
その点、指伝話メモリでは決まったことばや絵文字を決まった人に送ることができます。なので、回答は「YES」です。
スイッチで指伝話メモリのカードを選択し、送る人をLINEの画面から選択するだけなので、毎回 送りたいことばをつくるよりは格段に楽に操作ができます。
指伝話メモリでLINEを使っている様子はこちらをご覧ください。
指伝話メモリではLINEに限らず、iMessageやFaceTimeも呼び出して使えます。
使えるけれど、一番大事なのは「何をしたいか?」。
その目的を達成するために、何をどう使おうか。そこを勉強会で知恵を絞っていきます。
来月は22日(水)の予定です。
個別相談の枠へのご予約、勉強会へのご参加お待ちしています。
島津あすか